この世のどこかにあるという玩具いじり倒し系ミッションスクール

ウラノス国テンペスト領建国


 時はメルクール暦48650年。地球ともそうでないとも明言されない惑星において、人類は自らの統治をロボットに委ねていた。しかしそのロボットたちはやがて貴族化という確固たる地位を築き、それに伴い人類は徐々にロボット貴族統治国家というスタンスに抵抗を見せ始める。ほどなくして人類とロボット貴族との間には些細な争いが見られることとなる。
 当時ロボット界の名門貴族であったフリューゲル家は、トウキョウ租界一帯をウラノス国テンペスト領として統治。しかしドロッセルの父である故ヴィントシュトレ・フォン・フリューゲル公爵が、人類との共存を望みながらも志半ばにして没すると、残された一人娘ドロッセル・フォン・フリューゲルはウラノス国第19代目当主として皇位に着任することとなる。
 ウラノス国テンペスト領はそのほとんどがハイツレギスタ社製ハイペリオンロボットで組織されており、領土の中心に建造されたテンペストの塔にはドロッセルの他に、メタルダーやアイアンマンなどのハイペリオン、またアイギスを中核とするおよそ7965名のメイドロボが従事している。ちなみにハイペリオンとは、人類を統治しているロボット貴族の総称。ロボット貴族たちは自らをロボットとも貴族とも呼ばず、ハイペリオン(高みを行く者)と自称している。なお、ハイペリオン達の間では変わった名を持つ事がより気が利いているとされているという。ドロッセルという名は、どちらかというと平凡な名らしい。
 未だに戦火が絶えなかった当時、亡きヴィントシュトレ卿の手により、過去にウラノス国を「完璧に」統治してしまったことの反省を活かしそこから起草された法案『概ね万事においてそれほど完璧にしない法案(通称オバカン法案)』が人類に対して施行されると、ロボット貴族による人類への干渉が一気に緩和され、これまで反発していた人類のレジスタンス達も徐々に衰退、ここに人類とロボットとの共存という一筋の光明が見えたと思われた。

黒の騎士団結成


 しかし、トウキョウ租界シンジュクゲットー(現在のイプシロン界隈)において反貴族ロボット統治を掲げ抵抗活動を行っていた青年ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは、自らを中核に据えた反貴族ロボット統治集団『黒の騎士団』を結成。これは現在においても最大規模の反貴族ロボット統治勢力である。と言うか現在では貴族ロボット統治に対して反旗を翻す人類がいなくなったという方が正しい。結成当初はBRSと二人構成であり、なおかつ当のBRSの入団動機が「ただ何となく」と、何とも心許ないレジスタンスグループであったが、後に仮面ライダーブラックが加入してからというもの、活動頻度が飛躍的に増加した。
 それは時に反貴族ロボット統治活動よりも優先された事項、すなわち正義の味方としての人類の安全確保、またの名を株上げ活動であった。
 先のホテルジャック事件において台頭してきた悪の主犯格『悪の秘密結社(正式名などその詳細は未だ不明)』。黒の騎士団は彼らから人質救出を果たすと、直後ルルーシュ本人の口から世間へ向けてその創設が宣言された。「我々は武器を持たない全ての人類の味方である」と謳い、ロボットが人類を一方的に支配する事を否定している。しかし総督であるルルーシュの世間体の悪さや、人類に対するロボット貴族からの直接的な危害や干渉がないことから、ほとんどの人類が貴族ロボット統治をさほど深刻な問題としては捉えておらず、むしろ何だか黒の騎士団の方が独りよがりの変人集団扱いされているのが現状である。
 黒の騎士団としては団員を増加させ組織の拡大を図りたいところなのだが、入団の可否は基本的に総督ルルーシュに一任されており、名前に黒が入っていたり、また黒い服を着用していたり、そこはかとなく腹黒であったりと、何かと制約が多く未だ団員増加には至っていない。なおルルーシュが搭乗するKMF(ナイトメアフレーム)『ガウェイン』は本来ウラノス国特別派遣嚮導技術部が製造したものであったが、それを強奪し今も使用している。

今日の気になる一言。

『飛び込む勇気に賛成 まもなくStart!!』
μ's「Snow halation」より畑亜貴

今日の気になるアイテム。


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